【箱根駅伝】日本テレビの前はどこが放送してた?放送局の歴史と裏側を徹底解説(PR)

箱根駅伝 日本テレビの前は? スポーツ

箱根駅伝といえば日本テレビ——そう思っている人は多いでしょう。ですが、日本テレビの前はどこが放送していたのかと聞かれると、意外と答えられないものです。

実は箱根駅伝のテレビ中継は、最初から当たり前に存在していたわけではありません。ラジオ中継の時代、部分的なテレビ放送の時代を経て、現在の「全区間完全生中継」にたどり着きました。

さらに、この “放送する側の戦い” を真正面から描いたのが、池井戸潤さん原作のドラマ『俺たちの箱根駅伝』です。

この記事では、

  • 箱根駅伝はいつから日本テレビが放送しているのか
  • 日本テレビの前はどこが放送していたのか
  • なぜ中継がこれほど難しい大会なのか

をわかりやすく解説しながら、ドラマ・原作をより深く楽しめる視点も紹介します。

箱根駅伝はいつから日本テレビが放送している?

箱根駅伝の完全生中継が日本テレビで始まったのは、**1987年(第63回大会)**からです。

ただし、放送開始当初の2大会は中継体制が万全ではなく、一部区間で中継を中断していました。現在のような「全区間を安定して生中継する体制」が整ったのは、1989年(第65回大会)以降です。

今では正月の風物詩として定着していますが、そこに至るまでには長い試行錯誤の歴史がありました。

箱根駅伝|日本テレビの前はどこが放送してた?

日本テレビ以前に箱根駅伝をテレビで中継していたのは、**東京12チャンネル(現在のテレビ東京)**です。

東京12チャンネル(テレビ東京)が中継していた時代

東京12チャンネルは、1979年(第55回大会)から1986年まで、箱根駅伝のテレビ中継を行っていました。

ただし、その内容は現在とは大きく異なります。

  • 放送は復路3日の終盤のみ
  • 鶴見中継所の襷リレーから大手町ゴールまでを生放送
  • それ以外の区間はVTR収録
  • 録画テープをバイクで本社へ輸送し、急いで編集して放送

まさに「最終盤だけを命がけでつなぐ中継」。視聴者からの評判は良かったものの、小規模局だったため、全区間中継の体制を整えることはできませんでした。

東京12チャンネルの前は?箱根駅伝はラジオ中継の時代が長かった

テレビ以前、箱根駅伝を支えていたのはNHKラジオです。

ウィキペディアによると、1953年(第29回大会)以降、NHKラジオが大会中継を担当していました。

テレビ中継が実現しなかった理由は主に次の3つです。

  • 2日間にわたる競技で放送時間が長すぎた
  • 箱根の山中では電波が届きにくかった
  • 関東学生中心の大会で全国規模ではなかった

この条件を考えると、テレビ局が二の足を踏んだのも無理はありません。

なぜ日本テレビは箱根駅伝中継に踏み切ったのか

それほど難易度の高い大会を、なぜ日本テレビは引き受けたのでしょうか。

背景には、

  • 読売新聞社が大会共催で、日本テレビと同系列だったこと
  • 昭和末期のバブル景気で、企業の文化・スポーツ支援が活発だったこと

があります。

スタートとゴールは、大手町の読売新聞社本社前。箱根駅伝は、日本テレビと読売グループにとって象徴的な番組となっていきました。

箱根駅伝を “届ける” 側の覚悟

箱根駅伝は「放送できるか」より「放送を成功させられるか」が難しい

箱根駅伝中継の本当の難しさは、放送できるかどうかではなく、最後まで事故なく放送しきれるかにあります。

2日間・200km超のコース。天候も気温も刻々と変わる箱根の山。ランナーの転倒、通信トラブル、中継車の故障——どれか一つで生放送は崩壊しかねません。

この“失敗できない重圧”こそが、長年テレビ局が箱根駅伝中継に慎重だった最大の理由でした。

箱根駅伝はテレビ局にとって必ずしも儲かる番組ではない

意外かもしれませんが、箱根駅伝は制作コストが非常に高い割に、必ずしも利益が大きい番組ではありません

それでも中継を続けてきたのは、

  • 正月の風物詩を守る使命感
  • スポーツ文化を支える役割
  • 「日テレの顔」としての象徴性

といった、数字では測れない価値があったからです。

「山の神」はランナーだけではない

箱根駅伝の「山の神」は、過酷な5区・6区を制するランナーの称号として知られています。

しかしもう一つの“山の神”がいます。それは、箱根の山を映像として全国に届けた中継スタッフたちです。

【箱根駅伝】日本テレビの前はどこが放送してた?まとめ

  • 完全生中継は1987年から日本テレビ
  • その前は東京12チャンネルが一部区間をテレビ中継
  • さらに前はNHKラジオが大会を支えていた

箱根駅伝は、走る選手だけでなく、放送する側の覚悟と情熱によって支えられてきました。
その “裏側の戦い” を物語として描いたのが、池井戸潤さんの小説『俺たちの箱根駅伝』
下巻です(PR)。
小説のドラマ化にあたり、池井戸さんは制作スタッフに「学生チームだけを主軸にするのではなく、『箱根駅伝』という番組の作り手であるテレビ局側をも中心に据えること、いえ、むしろそちらに重点を置いて構成し直してほしい」とお願いしたそうです。
ドラマを観てから読むもよし、原作を読んでからドラマを楽しむもよし。
いや、ドラマまで超・時間があるし(今秋放送予定)、やっぱ原作からでしょ!箱根駅伝の見え方が、きっと変わります。

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