2026年1月2日・3日に行われる第102回東京箱根間往復大学駅伝競走。フレッシュグリーンの襷を繋ぐ青山学院大学は、前哨戦での苦戦を跳ね返し、11月に入ってから驚異的な仕上がりを見せています。本記事では、最新のレース結果とファンの声を徹底分析し、青学の「今」をお伝えします。
※記事中、敬称略<(_ _)>
青学の最新メンバー一覧
エントリーが予想される選手
11月下旬時点での主力メンバーとして、以下の選手たちがエントリー候補として期待されます。昨年の強力な4年生が卒業し、1年生の台頭も楽しみです。
- 4年生:荒巻朋熙、宇田川瞬矢、黒田朝日、佐藤有一、塩出翔太
- 3年生:鳥井健太、平松享祐
- 2年生:飯田翔大、小河原陽琉、折田壮太、佐藤愛斗
- 1年生:石川浩輝、上野山拳士朗、榅山一颯、松田祐真
各選手の持ちタイム・大会実績
2025年11月に行われた「MARCH対抗戦」および各種ハーフマラソンで、青学勢は凄まじい記録を叩き出しました。
- 黒田朝日: 不動のエース。MARCH対抗戦で27分30秒台を記録し、絶対的な強さを維持。
- 佐藤愛斗: 世田谷246ハーフで、チームトップの1時間01分台をマーク。一気に主力へ。
- MARCH対抗戦組: 黒田選手以外にも、折田選手、宇田川選手らを含めチーム全体で5人が10000m27分台を記録するという、大学駅伝史上稀に見る層の厚さを証明しました。
今年のキーマンは誰か

主なキーマンの注目ポイントをまとめます。
- 宇田川瞬矢(4年):前回大会で1区10位と出遅れたリベンジを果たせるか?!
- 黒田朝日(4年): 他校が最も警戒するエース。全日本大学駅伝での「朝日にかける大作戦」は大成功!
- 佐藤有一(4年):初の学生三大駅伝となった全日本大学駅伝で、結果を残せなかった貴重な経験を生かしたいところ。
- 塩出翔太(4年):8区で2年連続区間賞の実績があるスペシャリスト。
- 鳥井健太(3年):怪我からの完全復活を果たせるか?!
- 飯田翔大(2年):全日本大学駅伝6区での区間賞が光る。
- 小河原陽琉(2年):前回大会10区区間賞、全日本大学駅伝でもアンカーを務めた。
- 上野山拳士朗(1年):原監督も驚かせたMARCHでの超加速、5区を狙う。
- 佐藤愛斗(2年):世田谷246ハーフで学内トップ。「心臓破りの坂」のある世田谷での実績は、まさに箱根向き。
- 榅山一颯(1年):全日本大学駅伝で三大駅伝デビュー、トップランナーを務め、原監督も「合格点」。
留学生選手・1年生の起用可能性
青学は伝統的に日本人選手のみの編成ですが、今回は1年生(松田選手、石川選手)の山登り・山下り起用が現実味を帯びています。彼らが機能すれば、向こう数年の黄金時代が約束されたも同然です。
青学の順位予想とポイント
優勝ライン
箱根に強い青学、やはり「総合優勝」、最低でも「トップ3」が予想されます。 MARCH対抗戦でのスピードを見る限り、気象条件が良ければ往路記録・総合記録の更新も視野に入ります。
出雲駅伝7位、全日本3位と、他校の後塵を拝していますが、青学はやはり箱根!この流れは想定済み、むしろ予定通りとも言えるくらい、箱根への自信は大きいと思われます。
他校と比較した青学の強み

- 層の厚さ(選手層): 主力級が欠けても、代わりの選手が27分台やハーフ61分台を持っている異常な層の厚さ。
- ピーキング能力: 出雲・全日本では苦戦しても、箱根本番(1月)には必ず100%に仕上げてくる調整力。
勝負の分かれ目となる区間
「5区・山登り」です。 エース黒田選手を2区に使う場合、5区を誰が担うのか。新戦力がここで区間上位の走りをすれば、往路優勝そして総合優勝は盤石となります。原監督も、5区・6区がポイントと睨んでいます。
主力選手の状態・故障情報
前シーズンの走り・現状の調整
11月以前は主力の足並みが揃わない場面もありましたが、直近のハーフマラソンや記録会を見る限り、主力選手はほぼ全員が自己ベスト級の状態に仕上げてきています。
故障明け選手の復調度
特に鳥井健太選手の復調が好材料です。長い期間三大駅伝から遠ざかっていましたが、MARCH対抗戦での走りを見る限り、完全に主力として計算できる状態に戻っています。
レース直前の注目ポイント
12月の最終調整練習で、誰が「絶好調」のサインを出すか。特に1年生の山候補選手たちの仕上がり具合が、原監督の区間配置を左右するでしょう。
原監督の戦略

過去に成功した戦略
「ワクワク大作戦」などのユニークなスローガンを掲げ、選手たちをポジティブな心理状態にするのが原マジック。また、復路にエース級を残す「復路重視」のオーダーで逆転勝ちを収めた経験も豊富です。
今年のコメントから読み解く方針
今期は「選手層の厚さ」を強調しつつも、「エース黒田に頼らない全員駅伝」を模索してきましたが、最終的には「エースを最大活用しつつ、新戦力で山を攻略する」という攻撃的な布陣を示唆しています。
「青学らしさ」を支える指導哲学
学生主体のチーム運営。指示待ちではなく、選手自身が考えて行動する自律性が、レース中の不測の事態(アクシデントや気象変化)への対応力を生んでいます。
青学の強さの秘密とは?
科学的トレーニング
「青トレ」と呼ばれる体幹トレーニングにより、故障しにくく、後半でもフォームが崩れない身体を作り上げています。
寮生活・組織文化
規則正しい寮生活の中で、全部員が役割を持ち、チームへの帰属意識を高めています。これが駅伝という団体競技での「1秒を削り出す」執念に繋がります。
モチベーション管理
目標設定シートの活用や、原監督による巧みな言葉がけで、選手のやる気を常に高く保っています。
注目の新戦力・1年生

高校時代の実績
- 榅山一颯選手(九州学院高校)、松田祐真選手(大牟田高校)、石川浩輝選手(佐久長聖高校)など、高校時代から強さを発揮していた選手たちが、大学のトレーニングを経てさらに進化しています。
チーム内での評価
上級生からも「山なら彼ら」と信頼を寄せられるほど、特殊区間への適性が評価されているようです。
箱根で起用される可能性
今大会の最大のサプライズ枠。特に5区・6区の山岳区間での1年生起用は、これからの青学の強さを象徴する采配となるでしょう。
青学と他強豪校の実力差

駒澤・早稲田などとの比較
- 駒澤大学: 佐藤圭汰選手ら強力なエースを擁し、最大のライバルとなります。「個の力」の駒澤に対し、「総合力」の青学という構図です。
- 早稲田大学: 往路優勝のライバル。1区・2区のスピード勝負では早稲田が先行する可能性がありますが、選手層では青学に分があります。
往路・復路の強弱ポイント
青学は復路(特に8区・9区・10区)に他校のエース級を配置できる余裕があるため、往路を僅差で終えれば、復路で圧倒的な差をつけて勝つパターンが得意です。
直近対決の勝敗
出雲・全日本では他校に譲りましたが、箱根駅伝は距離が長く、青学の「距離を踏む練習」の成果が最も発揮される舞台です。リベンジへの意欲は最高潮です。
青学の過去10年の成績推移

優勝回数・シード権
過去10年で7回も優勝を経験し、常にシード権(10位以内)を確保。箱根駅伝の主役であり続けています。
往路・復路の強みの変化
かつては「山登りの神(神野大地さん)」で勝つスタイルでしたが、現在は「どこからでも勝負できる」オールラウンダーなチームへと進化しました。
青学黄金期の特徴
笑顔で襷をつなぎ、楽しそうに走る姿。そして、レース後半になればなるほど他校を引き離すスタミナが黄金期の特徴です。
青学駅伝部の練習法が知りたい

有名な練習メニュー
早朝からの集団ジョグに加え、質の高いポイント練習。そして何より「青トレ」によるフィジカル強化が有名です。
青学式の“ゆるジョグ”の意味
疲労を抜きつつ有酸素能力を高めるためのジョグを大切にしています。メリハリのある練習が怪我を防ぎます。
心身のコンディショニング方法
明るい雰囲気作りを徹底し、精神的なストレスを溜めないことが、大舞台でのプレッシャーに打ち勝つ強さになっています。
まとめ:今年の青学はどう戦う?
優勝の鍵となる選手
やはり2区・黒田朝日選手の爆走と、5区(山登り)を誰が・どれだけのタイムで走るかが全てです。
青学の勝利シナリオ
1区で好位置につけ、2区黒田選手でトップに立つ。3区・4区で粘り、5区の新戦力が大崩れせずに往路優勝。復路は圧倒的な選手層で独走し、大手町で歓喜のゴールテープを切る――これが理想のシナリオです。
駅伝観戦がもっと楽しくなるポイント
青学の選手たちが時折見せる「笑顔」や、監督車からの原監督のユニークな「檄(げき)」に注目してください。また、11月の好記録ラッシュが本番でどう爆発するか、その答え合わせも楽しみの一つです。
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最後までお読みくださり、どうもありがとうございました。


